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福知山線脱線事故の地裁判決

 2005年の福知山線脱線事故について、神戸地裁でJR西日本の前社長に無罪判決が言い渡された。

 事故に遭われた方や、ご遺族の方は納得がいかない結果であろうが、
刑事裁判として「事故を予見できたか」という観点のみからすると、
妥当な判決であったと考える。

 事故の予見性というのは、技術的な観点で論じる必要がある。
 まずは「設計の妥当性」について。カーブのRを小さくする工事は、
1996年に実施されたということである。この当時の車両の性能を
基準として、「適切な速度」で通過すれば十分な安全性が担保されると
工学的に求められたのであれば、この点で過失は問えないであろう。
運転士が速度超過することとは別問題として捉えなければいけない。

 次に「ATSの導入」について。これに関しても同程度の安全性確保が
求められる場所で、どの程度ATSの導入が行われていたか、という
ことが判断基準になるであろう。
 「ATSがあったら事故は未然に防止できた」という推測と、事故現場に
ATSが設置されていてしかるべきであったか、という議論は別問題である。

 こんなことを書いていると、「お前は血も涙もない奴か」と言われそう
だが、以上はあくまでも技術論である。

 裁判の結果に関わらず、企業トップの責任は当然ながら取らなければ
ならない。それから「日勤教育」というプレッシャーを与えていたこと
についても、本来の教育の目的を逸脱していたものとして、厳しく追及さ
れてしかるべきであると考える。
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テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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Author:スパイダーガード
技術士(総合技術監理、建設、応用理学部門)
ブラジリアン柔術(紫帯)

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