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上町断層の地下探査

 面白い記事が今朝の産経新聞に載っていた。

  http://sankei.jp.msn.com/life/trend/110116/trd1101160015000-n1.htm

 大阪の中心部にある上町断層について、自動車の振動や潮汐を震源として
地下探査を行う方法を大阪市立大学が進めているそうだ。

 自分は学生の頃地球物理を専攻していたので、非常に興味を持った。
 まず地震を知るには、その震源になっている断層を詳細に調べる事が
大切だ。実際にボーリングとかで調べられる範囲は限られるので、広域
な物理探査が有用である。

 いわゆる人工地震による地下探査なんだが、新聞記事にもあるように
従来は車の振動などの「ノイズ」を避けてダイナマイトとか起振機を震源
にして探査を行っていた。
 今回の手法はその「ノイズ」を震源として利用してやろうと言うものだ。

 なるほど、確かに高感度地震計とGPSを利用したらノイズ発生源は
わかるから、震源として利用可能だ。すばらしいアイディアやね。

 さらに感心したのが、原口准教授のコメントだ。「地元大学の責務として
断層解明をしたい」とおっしゃっている。
 どこの世界でも「閥」があるもので、大変ざっくりと言うか乱暴に
言うと、和歌山を除く関西地方の地震研究は京都大学の「シマ」である。
 京大と市大では研究費も雲泥の差であろう。
 その中で、地元の為に研究をしようという原口准教授と研究室の心意気に
拍手を送りたい。

(追記)
 ブログ書き込み後に原口先生をググッたら、
 大手コンサルに長年勤務されていて、かつ応用理学部門の
技術士を取得されていることがわかった。

 学者として、そして技術者として地域に貢献されている
先輩技術士に敬意を表します。
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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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市大

母校です。
そういえば昔、地学部は大学のグラウンドで常時微動計測をして、甕棺等を発見していました。
懐かしい昔話です。
僕は地質が専門ではないので、詳しくはないですが、学閥があるんですね。
そういえば、Archie、Willey(合ってます?)の式について指導をうけに行ったのは母校ではなく、
阪大でした。
公立大学には頑張ってほしい。特に市大は府大に吸収合併されそうな気配ですので。

No title

saykiyoさま

こんにちは。
市大のご出身でしたか。

確かにあのあたりだと、遺跡とか遺物が出てきそうですね。

もともと地球物理のような実業と縁がない(と昔は思われていた)
分野って、戦後しばらくは旧帝大くらいしか研究室を持っていなかった
と思います。
その点、京大は昔から地球物理の研究をしていますので、京大出身の
研究者が他大学へ移り研究をされる、というので「学閥」ができたのは
自然な流れだと感じています。

僕の母校の地球科学科(今は地球惑星科学科)は、設立に携わった
先生が東大のご出身でしたので、関西では珍しく東大出身の先生が
多かったですね。今は大学院修了後、そのまま教官になった先輩とか
多士済々になっています。


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スパイダーガード

Author:スパイダーガード
技術士(総合技術監理、建設、応用理学部門)
ブラジリアン柔術(紫帯)

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